不登校はどんな子どもでも起こりうる問題です。
不登校になってからどうケアしていくかも重要ですが、子どもが見せる前兆を察知し未然に不登校を防ぐことが第一です。
そこで、当記事では子どもが不登校に陥る際にありがちな前兆についてご紹介していきたいと思います。
不登校にありがちな前兆
不眠や過眠などの睡眠障害
友達との人間関係のこじれ、勉強の遅れ、担任の先生からの厳しすぎる指導や叱責など、学校で抱える悩みが原因で睡眠障害を引き起こすケースは多いです。
明日の学校のことを考えて寝付けなくなったり、学校に行きたくないがために朝起きられなくなったり……。
もし自分の子どもが夜遅くまで起きていたり、朝起こしてもなかなか反応しなかったりなどの様子が見られたら要注意!
「だらしがない」「怠けている」と深く考えずに放置していると不登校に陥る可能性があります。
学校の話を過度に避ける
以前まで学校での話をしていた子どもが、ある日を境に一切しなくなった……というケースも不登校児にありがちです。
友だちと遊んだこと、授業や行事で体験したこと等、学校の話題には事欠かないはずなのに、かたくなに話を避けている場合は不登校の前兆の可能性があります。
もともと学校のことを話さないタイプの子どもであれば別ですが、その場合も不登校のサインを見逃す可能性がありますので、親子のコミュニケーションも兼ねて学校の話をすることは重要といえます。
ゲームやネットなどの一人遊びに過剰に没頭する
子どもがゲームやネットに没頭するのはよくあることなので判断が難しいところですが……。
以前と比べて明らかに一人で何かに没頭することが増えた場合は要注意です。
学校で嫌なことがあったり大きな悩みがある子どもは、辛い現実を忘れるためにゲームやネットなどの世界に逃避することがあります。
こういう時に「ゲームやネットばかりしないで勉強しなさい!」と叱りつけるのは、子どもの逃げ場所を奪ってしまうことになり逆効果です。
ゲームやネットで何をしているのか、まず様子を伺ってそこに不登校のサインが無いかどうか慎重に見極めるようにしましょう。